相続分の譲渡について

人はいつか亡くなります。すると、故人が生きている間にコツコツと築き上げてきた財産が残ることになります。そして、それらの財産は、残された人たちによって引き継がれることになり、一連の相続手続が開始します。
ところで、相続の開始から遺産分割が完了するまで、かなりの時間を要する場合もあります。例えば、相続人の間が円満であれば、特に問題はないのですが、相続人の間が、元々、険悪である場合もあれば、相続を機に険xf1925061796l悪になる場合もあり得るでしょう。そうなると、全員の合意を得るまでに、時間がかかることにもつながります。ちなみに、相続財産は、全ての相続手続が終了するまで、処分することはできません。
ただ、人には、それぞれ事情というものがあります。相続人の中には、自分の相続できる分だけでも、できるだけ速く売却して換金するなど、処分したいと思う人もいるかもしれません。そのような事情を持つ人への配慮かどうかは不明ですが、民法905条において、遺産分割前における、相続財産分の譲渡を認めることを前提とした規定が設けられています。
つまり、相続人が遺産分割の完了前に、自分の相続できる分を他の相続人や第三者に譲渡できる、相続分の譲渡が可能となっているのです。

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